クルマ 解説シリーズ

210系クラウンアスリート 前期後期見分け方徹底解説

投稿日:2020年4月16日 更新日:

クラウンシリーズとしては14代目にあたるS21#系のスポーティーバージョンであるアスリートについて前期モデル(2012~2015.10.01)と後期モデル(2015.10.01~2018)の見分け方を徹底解説していきます。宜しくお願いします。

↓210系クラウンアスリートの覆面パトカーに関する解説はコチラ!

フロント編

前期のフロント
後期のフロント

ヘッドライト

前期では1本だったクリアランスランプ部分のファイバーLEDが後期では2本になりました。またロー&ハイビーム兼用のプロジェクター部分の外周に付いているメッキ加飾の部分が円形から角張った物に変更されているのも特徴です。ヘッドライト本体の形状も変更されており底辺が真っすぐな前期に対し、後期では外側が下に食い込んだ形状となりました。

前期のヘッドライト
後期のヘッドライト

フォグランプ

画像のように大幅に変更されています。後期は130系マークX中期に似ている印象で、随分すっきりしました。また前期ではコーナーセンサーがボディ色の部分に付いていたのに対して、後期では黒の樹脂の部分に移動しており目立た無くなりました。

前期のフォグ
後期のフォグ

グリル外周のメッキモール

前期ではグリル外周のメッキモールが一周繋がったデザインとなっていました。しかし、後期では両脇で途切れたデザインに変更されており、さらにエッジが尖っており、「稲妻グリル」が強調されているのがわかります。

前期
後期

特に変更は無かったレーダー部分ですが2016年の一部改良で全車標準装備となりました。後期では装着されている車両が多いです。ちなみに王冠の内側の部分がヒートブルーになっている画像のようなものはハイブリッド車です。ガソリン車ではブラックになっています。

リア編

前期のリア
後期のリア

テールランプ

ブレーキ&スモールランプの円形の部分が後期では大きくなりメッキのリングも追加され、一部をブラックアウトすることで奥行き感が増しています。

前期のテールランプ
後期のテールランプ

ライセンスプレート周囲のメッキモールの形状も変更されており、前期では左右に飛び出す形状だったのが後期では真っすぐ下に伸びる形になりました。

前期のメッキモール

バンパー下部

前期では真っ平だった部分ですが後期では中央部に2本のフィンのような形状のものが追加されました。またリフレクターも後期になり追加されました。

後期のバンパー

ハイマウントストップランプ

こちらは前期後期の見分けにはならないですがグレードと関係があり、アスリートでは4灯、アスリートSおよびGでは6灯となっています。アスリートSなのに4灯のクラウンは覆面です

ホイール

後期17インチ

17インチホイールは後期になって意匠変更されました。新たに追加されたターボ車では一部がブラックアウトされています。前期同様3.5Lエンジンの車両はビッグキャリパーを装備しており18インチホイールが標準装備となっています。その他ではオプション装備となっていました。

メーター

センター部分のTFTカラーマルチインフォメーションディスプレイのサイズが大型化されました。前期の3.5インチから後期では4.5インチに変更されています。

後期のメーター

最後に

最後まで読んで頂きありがとうございました。いかがだったでしょうか?まだまだ細かい変更は有るかもしれませんが、210系クラウンアスリートの前期後期の違いでした。後継の220系からはグレード体系が大きく変更され、最後のアスリートとなった210系。そのクラウンを知る上でお役に立てれば幸いです。

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