メガウェブにてハイラックスの同乗試乗をしてきました。同乗試乗と言ってもただの道路を走るのでは無くオフロードです。
※2017年10月のことです。現在は同乗試乗は行われていません。ご注意ください。
2017年、日本国内において13年ぶりにハイラックスが新車販売されることになりました。ランクル70のような期間限定ではなく、通常のラインナップに追加されました。エンジンは2.4Lのディーゼルエンジンである2GD-FTVが採用され、ボディタイプはダブルキャブのピックアップトラックのみです。
グレードは上級グレードのZと廉価グレードのXの2種類が設定されています。
早速、試乗していこうと思います!
まず、アイドリングですが、想像していたよりは静かです。車外だと結構ガラガラ音が聞こえますが、乗っちゃえば大したこと無いです。
走り出します。速いクルマでもなければ飛ばすクルマでもありません。でも結構加速Gを感じます。それに比例してディーゼルらしい音も大きくなります。決して不快な印象では無いです。
乗り心地も悪くは無いですが、リアが跳ねる印象です。路面のちょっとした凹凸でもフロントは上手く吸収するものの、後ろが跳ねる…
プラドのような乗り心地をイメージしていましたが、流石に貨物車ですので…って感じです。しっかり荷物を積んでいる時はもっと良いと思われます。
さて、オフロードゾーンに入っていきます。まずは2Hのまま進入します。この2Hというのはトランスファーのことで、2H=後輪駆動の状態、4H=四輪駆動のハイギア、4L=四輪駆動のローギアです。
最初のセクションではローラーが置かれ、片方の後輪がハマるようになっており、すぐ先には対角線上に丸太の山が置かれている状態です。
そこに進んでいくハイラックス…
「ザァァァァァァ~~~~~」
見事に後輪がローラーを掻く音が聞こえます。スタックしました。
そこでダイヤルを回して4Hに入れます。
するとあっさりクルマは前へ
そして対角線上に配置された丸太を跨いで行きます。右前輪が丸太を超えると一気に傾きます。そして左後輪が浮く。これも外から見ていると大したこと無いのですが、乗っていると横転しそうな傾きに感じます。
お次はこの片側に有る丸太の山になります。先程の物より高いです。
4Lに入れて登ります。
今度は自分の乗っている助手席側に傾くので迫力あります。
恐らく25°程度なのですがそれ以上に感じます。ちなみに現行ランクル200の最大傾斜角は44°ですので、これの1.5倍以上イケる計算になります。いやぁ~恐ろしい。日常生活において乗っているクルマがそんなに傾くシーンがあれば「死」を覚悟する必要が有ると思いますw
そしてお次は立ちはだかる壁、とまでは行かないですが階段ですね。
ここもやはり4Hでは結構踏まないと登らず、キツそうです。
そこで4Lに入れると…
空しか見えません
もはやクリープだけで登れました。
結構な角度有りますからね?
ローレンジ、恐るべし
そして今度は下り坂です。
地面に突き刺さりそうですね。
そしてバックで戻ることも出来ます。凄いトルクです。
そんなオフロードを走ったハイラックスも普通の舗装路に戻れば普通に走ります。
ディーゼルエンジンの低速トルクと6ATの恩恵もあってほぼ2000回転以下で事足りる、という感じでした。結構加速G感じるな、と思ってメーター見ると2000回転ぐらいしか回ってませんでした。そして6ATのシーケンシャルモードは意外にも?ダイレクトに入る印象でした。
現在国内正規販売されている唯一のピックアップトラックであるハイラックスのオフロード同乗試乗でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。