割れてしまうツメ
車のバンパーやライト類、エアロパーツなど、取付部分のツメ、特に劣化していると脱着時に割れちゃうこと、ありますよね?丁寧に作業しているつもりでもついつい割ってしまうツメを、今回はプラリペアを用いる方法で補修していこうと思います。
今回用意したモノ
造形補修材 プラスチックリペアキット
このような割れた樹脂部品の補修に使う定番の補修材が「プラリペア」になります。今回用意した商品は型取りに使う道具も同封されています。
今回補修したモノ
今回補修したのはこちらの純正のアンダースポイラー。左右2点で構成されており、画像左側の片方に関してツメが2箇所ほど消滅(矢印の箇所)しているのがお判り頂けると思います。
補修の作業手順
型取り
まずは割れていない正常なツメから型取りをしていきます。
コチラは熱を加えると柔らかくなり変形する材質で出来ていますので、熱湯に投入して暫く放置した後、型を取りたい正常なツメの部分に押し付けていきます。後ほどコチラの型にプラリペアの溶液を流し込んでいく作業を行いますので、溶液が外側にはみ出して硬化しないようにパーツの端部側から押し付けた方が良いと思われます。また、割とすぐ硬化してしまう印象でしたので、熱湯から取り出したら直ぐに型を取ってしまった方が良いと思います。(火傷に注意)
この作成したツメの型を補修したい箇所に固定して、プラリペアの補修材を流し込んでいくことになります。
補修材を流し込む!
これは粉ですね。
真剣過ぎてろくな写真が無いのですが、針先を先ほどの粉が入った容器に突っ込んで、少量の液体を出すことで白い粉を塊にしてすくい上げます。慣れるまでは加減が難しいと思いますが、何とかなるはずです(無責任)。なので下に落下しても問題ない場所の用意と、補修する品物の汚したくない面は上に向けない、もしくは養生された方が良いと思います。
完成!
バリを取って整えるとこんな感じになります。左はひび割れていた箇所、右はツメが根元からポッキリ折れて消滅していた箇所です。この後車両に装着して数か月使用しましたが、耐久性にも問題は無さそうでした。でもちょっと負荷が掛かると折れるリスクもあると思いますので、針金等で骨を入れた方が良いかもしれませんね。
なぜ数か月しか使ってないかって?サンドラミサイルでバンパーごと交換になったからですよw
という訳でプラリペアを使用した樹脂部品のツメ折れやヒビの補修方法を紹介しました。特別高価なモノでもないのでチャレンジしてみる価値はあると思います。それでは!