今回はDIYにて18クラウンの冷却水(クーラント)を交換します。個人売買でゲットした得体の知れない車両であり、”とりあえず入っている”って感じで前回の交換時期も不明ですので夏前に交換しておきます。
今回は循環させて薄めながら交換する古典的な方法にて交換しています。日常的な使用においてトラブルは生じていませんが、完璧を求める方は他の方法を検討された方が宜しいかと思います。
※車両の仕様
GRS180(2.5L)クラウンアスリート後期型
目次
用意するモノ
今回用意したモノはコチラの希釈して使用するタイプのクーラント(赤)、ペットボトル、自作のじょうご、といった所です。
トヨタ系であれば赤系のクーラントが新車時に入っており、殆どの車両は同じような色かと思われますが、中には過去のオーナーが緑系のクーラントを入れている可能性もありますので購入前に確認しましょう。混ぜると変な色になって訳分からなくなります。(やったこと無いけど)
交換作業
カバー類の取り外し
まずはエンジンルームのカバー類を外します。クリップ類は劣化して破損しやすくなっているので注意が必要です。前方のカバーは今回の車両では何故か購入時から欠品なので省略します。銀色のエンジンカバーの下に冷却水の注入口が隠れているので外します。前期型ではボルト留め、後期型では嵌まっているだけなので上に引っ張れば外れます。
ラジエーターのドレンを開け閉めする際に邪魔なので吸気の入り口部分も外しました。コチラは向かって右側(助手席側)の10mmボルト1本を外せば取れます。
いざ排出!
ラジエーターのドレン直下部分はアンダーカバーにも穴が開けられていますので、下に受け皿を用意してそのままコックを開ければ排出可能です。一度に抜ける量は3L弱となっています。
次に注入口
とりあえず注入口に自作のじょうご(ペットボトルを逆さにして切っただけ)をガムテープで取り付けます。抜けた分の水を注いでいきます。多少空気が入りますので抜けた量よりは入らないかもしれません。
エンジンを掛けて循環
次にエンジンを掛けて冷却水を循環させます。このとき注意点として、必ずエアコンは温度をHi(一番高い温度)にして、風量をMAXに設定します。少しホース類を揉むなどしてエア抜きをしながら5~10分ほどアイドリングします。
この手順を数回繰り返すと抜けるクーラントの色が薄くなっていきます。下の写真では合計約14Lほど抜いた冷却水の色になります。右から左に色が薄くなっているのがお判り頂けるかと思います。
最後に新品のクーラントを注入
最後に新品のクーラントを注入していきます。一応最低温度に合わせた希釈率が記載されていますので従いましょう。今回は一応寒冷地ですし、そこそこ薄められて水になっていると思われるので3Lほど原液を注入しました。
最後のエア抜きは確実に
最後のエア抜きは確実に行います。ここで空気が残っているとオーバーヒートの原因になったりしますので注意しましょう。30分~1時間ほどアイドリングしながら多少アクセルを煽ったり、ホースを揉んだりしてエア抜きしました。
リザーバータンクにも補充
リザーバータンクにも補充しておきます。コチラはMAXとminの線がありますので、この範囲に収まるように注入します。ゼロクラウンのリザーバータンクは複雑な形状で、上から覗くと入ってるんだか入っていないんだか良く分かりませんが、横から見て入っていればたぶんOKです。
最後にラジエーターキャップも新品交換
せっかくクーラントを新品交換してもキャップがダメになっていては蒸発して減ってしまいますので、この機会に新品交換しました。特にゼロクラウンではエンジンカバーの下に隠れてしまう構造上、漏れていても気付きにくいので注意が必要です。
今回購入したのはコチラ
最後まで読んで頂きありがとうございました。あくまで素人作業ですので、作業される際は自己責任にてお願い致します。自信の無い方はディーラーや整備工場に依頼しましょう。それでは!