今回はリンレイから販売されているウルトラハードクリーナーを使用してみようと思います。水アカスポットクリーナーの強力進化版ということで話題になった商品でもあります。「擦って落とす」というよりは「溶かして落とす」というイメージが強い商品になります。
注意書きとして使用不可場所が
特殊ガラス、ミラー、メッキ、アルミ、幌などが挙げられています。
実際に使ってみた
普通にシャンプー洗車して落ちない汚れに使用していきます。今回使用していく車両は15年落ち、屋根無し保管&前オーナー機械洗車&板金歴(再塗装)多数というお世辞にも程度が良いとは言えない車両になります。逆に再塗装部分や劣化した塗装&樹脂に対する影響もチェックしていこうと思います。
こんな感じでエンブレムの内側の黒ずみ、年数経った車だとあるあるな汚れ方かと思います。早速エンブレム自体は使用不可なメッキですけどw でも地味に落ちないんですよね… 筆や歯ブラシを使うも結構ゴシゴシしないと取れませんし。
まずはウルトラハードクリーナーを直接噴射します。多少汚れは浮いて来ますが、流石にそれだけでは落ち切らないので、二度目に噴射して軽く歯ブラシで擦っている状態です。塗装面に傷が入るかと思いますのであまりオススメは出来ませんが、安い中古車なので多少は気にしません()
見るからに泡の色が汚れているのがお判りになるかと思います。
最後に水で流すとこんな感じです。綺麗になりましたね。一応本来メッキ部分にはNGとのことですが、この程度であれば特にメッキ部分が侵されたりしている様子は見られませんでした。
お次はトランクを開けた内側の部分ですね。ここは水が溜まりますので、洗車の度に丁寧に拭き上げる方は良いですが、そうでなければパッと見綺麗な車でも結構汚いケースが多いです。
噴射
軽くスポンジで擦って流しました。結構綺麗ですね。しかし、噴射するだけで完全に汚れが溶けて浮いてくる、というほど強力では無さそうです。実際、写真右上のリアウィンドウとの縁に黒ずみ残ってますし。
お次はルーフモールを外した部分です。この隙間の汚れが非常に気になっていたので試してみようと思います。
元が汚すぎるだけあって気持ち良いほど落ちます。しかし!このコーキング部分を若干侵しているような感触が… 特に雨漏り等するほどのレベルではありませんでしたが、劣化&硬化しているゴムやコーキング部分への使用は控えた方が賢明かと思われます。
さてお次はフェンダー部分とモールの微妙な隙間。もしかしたらブレーキダスト等鉄粉も含まれているかもしれません。
噴射
綺麗になりましたね!実はこの車、右フロントフェンダーと左リアクォーターに板金歴(保険修理なのでちゃんとした板金塗装屋で)があり、再塗装しているのですが、特に影響は見られませんでした。ですが、カー用品店などで売られてるDIY用のタッチペンですとか、劣化してクリア層が無くなっているような車両だと怪しいかもしれません。
まとめ
頑固な黒ずみ汚れも落とせるのが分かりました。使用不可場所は製品の注意書きに加えてゴムやコーキング部分も要注意といったところでしょうか。あと、この車は簡易コーティングを施工しているのですが、噴射した範囲が撥水状態から親水状態になっていましたので、コーティングを落としてしまうという意味でも注意が必要かと思います。なお、マトモなショップ等で施工された車両であれば再塗装部分などでも問題は無いように思われました。コレで1000円ちょいなら安いと思いました。皆さんも是非使ってみてください!