私のゼロクラウンのロービームが玉切れしてしまったので、ロービームのHIDバルブとフォグランプのバルブを交換しようと思います。
※車両の仕様
GRS180(2.5L)クラウンアスリート後期型
ヘッドライト、フォグランプ共に純正
今回用意した品はこちらの2点になります。
用意したモノ
HIDバルブ
あまりに安いモノは不安ですし、かといって1万円以上とかは高過ぎますのでコチラの信玄のバルブを選択。ゼロクラウンのロービームはD2Rという規格となります。間違ったモノを購入すると装着自体は可能でも光軸が出ない、対向車の迷惑になる、車検に通らない、等のトラブルの原因になりますのでご注意ください。色温度は6000Kを選択。
フォグランプバルブ
フォグランプはIPFのバルブを購入しました。雨天時の視認性を考えイエローが良かったので2400Kです。なお、ゼロクラウンのフォグランプバルブはHB4という規格になります。また、純正オプション等でHID化、プロジェクター化している車両はこの限りではありませんのでご注意ください。
交換作業
とりあえず反対側にハンドル全切り…
多少車高を下げているのと、外径の大きなスタッドレスタイヤを履いていることもあってか、厳しそうなので今回はジャッキアップして作業します。
フェンダーのインナーカバーを捲って交換作業を行います。外すボルトやクリップは片側5箇所ですね。上の画像で右側3か所がボルト、左側2か所がクリップとなっています。
普通のボルトは緩めて外すだけなので簡単ですが、左下はこのように90°回転させると抜けるようになっていますので外しましょう。回す方向はどちらでも大丈夫なはずです。
左上のクリップは中央部分にマイナスドライバーや内張剥がし等を突っ込んで浮かせます。経年劣化等で割れやすくなっている場合も多いの注意しましょう。
インナーカバーの固定を上記の手順で外すと捲れます。初めてだと多少躊躇するかもしれませんが、ボルトが残っていたりしない限り、割れたり裂けたりする可能性は低いので何とかなります。
ロービーム編
フェンダーのインナーカバーを捲ったら上の方に見える、丸い切り抜き部分から手を入れてグレーのカバー(上の画像の赤丸部分)を半時計回りに回して外します。
カバーを外しましたら、中に銀色のコネクターが見えますので、コチラも左回しで外します。
今回使用するバルブはこんな感じです。プラスチックのケースに入っていますので、バルブの先(点灯する部分)に触れないように注意しながらケースから取り出します。
ヘッドライトに装着する前に、バルブ本体をソケットに装着して数分間点灯させます。”空焚き”と呼ばれる作業になります。バルブのガラス部分に付着した油分等を飛ばし、ヘッドライトカバー内が曇る等の症状を防止する為に行います。高品質なHIDバルブの場合は不要なようですが念のためやっておきます。
空焚きが終わったら古いバルブと入れ替えていきます。中央部分の黒く見えているのがバルブ本体です。左右に見えている銀色の針金のような部分が留め具となっていますので、押し込みながら外側に広げるような感じで外します。左右両方とも外したらバルブ本体を引き抜きます。このとき注意点なのですが、真っすぐ後方に引き抜かないとバルブのグレーの被覆部分や金属部分が欠けてヘッドライト内に落下してしまう可能性があります。
新しいバルブを入れて固定金具を戻し、コネクタを接続、カバーを戻します。逆手順で戻したら作業完了です。
フォグランプ編
今回の車両は純正のハロゲンバルブ仕様の車両です。純正オプションや社外品などでHID仕様となっている車両は別の手順となりますのでご了承ください。
純正ですとバルブ自体は電球色ですが、フォグランプユニット本体を裏から見ると黄色になってます。
上の画像のようにバルブ本体を半時計回りに回すと手前に引き抜けます。
コチラが今回外すバルブになります。5000~6000Kと思われる社外のバルブが入っていました。
この茶色のコネクタのツメ部分を押してバルブを引き抜きます。劣化して割れやすくなっている場合も多いと思われますので注意しましょう。
コチラが交換後の新品バルブになります。コネクタに差し込むだけです。
外した時と逆の手順で戻せば完成です。フェンダーのインナーカバーを戻す前に点灯確認をお忘れなく!!!
完成!
ロービームに関しては交換前後共に6000Kですので大きな違いはありませんが、バルブの劣化もあってか切れる以前よりも明るくなったように感じます。フォグランプは夜間見ると結構しっかり黄色が出ている感じです。夜間雨天時等の路面の視認性が向上しました。まぁ、もうちょっと明るさが欲しいような気もしますが、そこはHIDやLEDに交換しないと厳しそうですね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。難しそうと思った方はお店に依頼することをオススメします。出来そう!と思った方は挑戦されてみてはいかがでしょうか。それでは!