オイルと言えばエンジンオイルは定期的に替えるけど、それ以外は…って方が多いかと思います。今回は(おそらく)新車から無交換と思われる12万キロ走行の18クラウンのデフオイル交換を行っていこうと思います。
目次
用意したモノ
まずは交換する新しいオイルがアイシンのギヤオイル80W-90、そして灯油用のシュポシュポして使うポンプ、そしてデフのドレンとフィラー部分のガスケット(純正品番:12157-10010)になります。
交換作業
まずはデフ本体をご覧ください。これは後方運転席側寄り斜めから撮影した画像になります。画像左側、本体下部に付いているのがドレン、右側側面に見えるのがフィラーになります。
軽く走行
ドリ車のように硬いオイルを入れている訳では無いのであまり関係無いような気もしますが、温めた方が粘度が下がり排出されやすいようなので近所を少し走らせます。
フィラーキャップを緩める
特に今回の車両では長期間触っていないこともあり、固着していて開かない可能性もあります。排出した後に注油口が開かないという状況が一番マズいので、先にフィラーを緩めておきます。作業スペースの都合上力を掛けにくいですが何とかなりました。
ドレンを緩めて排出
フィラーが外せることを確認したらドレンを緩めて排出します。思ったよりも茶色みが残っているような気もしますがまぁ黒い汚い。
キャップ洗浄&ガスケット交換してドレンを締める
ドレン部分にはマグネットが装着されていますので、鉄粉がかなりの量付着しています。パーツクリーナー等で綺麗にしておきましょう。
そして忘れずにガスケットも交換しましょう。見比べてみるとわかりますが、使用済みの方は潰れており、これを再使用するとオイル漏れの原因になります。これらが完了したら締めましょう。本来は規定トルクで締めるべきです()
シュポシュポを適当に切ってオイル注入
便利な灯油ポンプですが、車の下に潜って作業するには取り回しが悪いので、まっすぐ(蛇腹じゃない側)を缶の長さに合わせて切っておきます。
フィラーに突っ込んで溢れるまで注油します。今回のオイルは80W-90と極端に高粘度ではないのですんなり入っていきますが、硬いオイルの方は予め温めておくなど対策をされた方が良いかと思います。
最後にフィラーを規定トルクで締めて完了
フィラーをドレン同様にガスケット交換してから規定トルクで締めれば完了です。お疲れ様でした!
交換の効果
皆さん気になるのかもしれませんが、別に劇的な変化は有りません。なんとなくDレンジで走行時にアクセルオフしてからの失速が緩やかになった(転がりが良くなった?)ような気もしますが、プラシーボ効果のような気しかしません笑。詳細な燃費の変化を計測して参考に出来るほど同じ条件で車を使わないので計算しておりませんが、少なくとも悪化はしていないかと思います。なんでも物質は劣化する以上、新しくできる部分は交換しようという考えなのでこれで良いのかと思います(ATFだけはヤヤコシイから別)
最後まで読んでくださりありがとうございました!